Pixel 4aユーザーにとって、最近のアップデートはまさに悪夢です。バッテリーの持ちが突然半分以下になり、充電速度もダウン。しかも、バッテリー残量の表示やAIによる充電最適化まで使えなくなるという大混乱が巻き起こっています。

「まさかGoogleが計画的にやったのでは?」という声も出ていますが、実はこのアップデート、通常の手続きをすっ飛ばした“緊急メンテナンスリリース”扱い。となると、安全上の問題があったのかも…? とはいえ、ユーザーの不満は爆発寸前。Pixel 4aは、このまま「強制卒業」させられてしまうのでしょうか?

アップデートでバッテリーが激減?何が起きたのか

Pixel 4aのユーザーにとって、最近のアップデートはとんでもない爆弾でした。なんと、バッテリーの持ちが大幅に悪化し、1日持たなくなったという声が続出。もともと長時間の使用には向いていなかったものの、ここまでの急変は誰も予想していなかったはずです。

原因を調べたところ、Googleはバッテリーの最大充電電圧を4.45Vから3.95Vに引き下げたとのこと。このわずか0.5Vの違いが、実はバッテリー容量の44%カットに直結するというのだから驚きです。単純計算で、以前は100%まで充電できていたのに、今は56%までしか使えない状態になってしまいました。まるでスマホが「もう頑張れない…」と泣きついてきているようです。

しかも、これだけでは終わりません。充電速度まで制限され、もともと3,080mAで充電できていたのが、半分の1,540mAに減少。つまり、バッテリーが減るのが早い上に、充電にも倍の時間がかかるというダブルパンチ状態です。ユーザーからは「これじゃあモバイルバッテリーが必須」「スマホというより、デスク専用端末」なんて嘆きの声が上がっています。

このアップデートは計画的だったのでしょうか? 実は、「EMR(緊急メンテナンスリリース)」という特別な枠で配信されていたことが判明。通常のアップデートよりも手続きが簡略化され、なんと開発者のPC上で直接作られた可能性があるとのことです。そんな即席のアップデートを配信されたら、ユーザーが困惑するのも当然でしょう。

このままではPixel 4aが「使いものにならないスマホ」と化してしまいますが、果たしてGoogleの狙いは何なのでしょうか?

充電速度までダウン!影響を受けた機能とは?

バッテリーが持たなくなっただけでも大問題なのに、Pixel 4aにはさらに悲しい知らせがあります。今回のアップデートで、充電速度まで低下してしまったのです。以前は1C(3,080mA)で充電できていたのに、今では0.5C(1,540mA)まで制限されました。これは「早く充電したい!」というユーザーの願いを真っ向から否定する仕様変更です。

さらに、アップデート後にはいくつかの便利機能も使えなくなりました。まず、充電完了の予測時間を表示する「バッテリー充電ETA(予測時間)」が消滅。今までは「あと〇分で充電完了」と表示されていたのに、それすら見られなくなってしまいました。もはや、「勘」で充電を待つしかない状態です。

加えて、長年Pixelシリーズのユーザーに愛されていた「Adaptive Charging(適応充電)」機能も無効化されました。この機能は、ユーザーの充電習慣を学習し、夜間はゆっくり充電することでバッテリーの寿命を延ばしてくれるというもの。これが使えなくなったことで、バッテリーの劣化が早まる可能性があり、「Googleは本当にユーザーのことを考えているのか?」と疑問の声が噴出しています。

さらに、「バッテリー残量のパーセント表示」まで設定から削除されました。現在、この機能をオンにしていた人はそのまま表示されるものの、新しくオンにすることはできません。しかも、表示されるパーセンテージが正しくないというおまけつき。「80%って出てるのに、あと1時間しか持たないんだけど?」というユーザーの叫びがネット上に飛び交っています。

これほどの改悪アップデート、いったい何が目的なのでしょうか? Googleが何を考えているのか、ますます謎が深まります。

これって計画的?それとも緊急対応?Googleの真意は…

ここまでの大幅な仕様変更が行われたことで、「もしかしてGoogleはPixel 4aを意図的に使えなくしたのでは?」という疑惑が浮上しています。いわゆる「計画的陳腐化」、つまり新しい端末へ買い替えを促すために古い機種の性能を意図的に低下させる手法です。もしこれが本当なら、大炎上は避けられないでしょう。

ただ、今回のアップデートは「EMR(緊急メンテナンスリリース)」として配信されており、通常のアップデートよりも急ぎでリリースされたことが分かっています。この「緊急メンテナンス」という名称から察するに、何かしらの重大な問題があった可能性も考えられます。たとえば、バッテリーの発火リスクが高まっていた場合、Googleが安全のために強制的に制限をかけた…というのもありえます。

実際に、Googleは過去のPixel 4aのファームウェア(ソフトウェアのバージョン)をすべて削除しています。これは通常のアップデートでは考えにくい対応であり、「何かヤバい問題があったのでは?」と疑われる原因になっています。Galaxy Note 7のバッテリー発火事件のような危険性があったのかもしれません。

また、Googleは今回のアップデートで「バッテリー交換プログラム」の案内を通知として送っています。しかし、これにもいくつかの条件があり、すべてのPixel 4aユーザーが無料で交換できるわけではない様子。ユーザーからは「まずは勝手にバッテリー性能を下げたことを謝ってほしい」「不具合を直すんじゃなくて、交換しろってどういうこと?」と不満の声が続出しています。

このままでは、多くのPixel 4aユーザーがGoogleへの信頼を失ってしまうかもしれません。果たしてGoogleは、今後どんな対応を取るのでしょうか?

Source:phonearena