OnePlusが「小さい」スマートウォッチを開発中!? 最新モデルのOnePlus Watch 3に、軽量コンパクトな新バージョンが登場するかもしれません。

これまで「大きすぎる」「重い」との声もあったOnePlus Watch 3。特に手首の細い人にはちょっとゴツすぎる…そんな悩みに応える形で、小型化モデルの開発が進んでいるとのことです。

ただし、サイズダウンの裏には避けられない問題も。それがOnePlusの最大の強みとも言える「バッテリー持ち」。はたして新モデルは、快適な装着感と長時間の電池持ちを両立できるのか…!?

小型化の理由は?ユーザーの声に応えた改良へ

OnePlus Watch 3は、その洗練されたデザインと長持ちバッテリーで高評価を受けていますが、「大きくて重い」という声も少なくありませんでした。特に手首の細い人にとって、47mmの大きな円形デザインと50gの重さは、少しハードルが高かったようです。

こうしたユーザーのフィードバックを受けて、OnePlusは小型化モデルの開発を決定しました。これは特に女性や小柄な人向けの選択肢を増やす狙いがあるようです。事実、AppleやSamsungも異なるサイズのモデルを提供しており、OnePlusが同じ戦略を取るのは自然な流れと言えるでしょう。

OnePlusのヘルスラボ責任者であるDr. Leo Zhang氏も、「多くのユーザーが現在のサイズに不満を持っている」とコメントしています。特に「日常使いでの快適さを重視する人にとって、小型モデルは必要不可欠な選択肢になる」とのこと。デザインを気に入っていても、装着感が理由で敬遠していた人には朗報ですね。

ただ、小型化に伴う課題もあります。一つは、これまでのプレミアムな素材がそのまま使えるのかという点です。たとえば、昨年登場した「OnePlus Watch 2R」は軽量化のために素材の質を落とした部分がありました。今回の小型モデルでは、品質を維持しつつ軽量化を実現できるのかが注目ポイントになりそうです。

いずれにせよ、OnePlusがユーザーの声をしっかり受け止め、新たなモデルを開発しているのは間違いありません。サイズの選択肢が増えれば、より多くの人がOnePlus Watch 3の魅力を楽しめるようになるはずです。

サイズダウンで何が変わる?期待と不安のポイント

小型モデルの登場は嬉しいニュースですが、「サイズが小さくなると何が変わるの?」という疑問もありますよね。もちろん、軽くてコンパクトになることで、装着感は格段に向上するはずです。でも、サイズダウンには良いことばかりではなく、いくつかの注意点もあります。

まず、一番の懸念はバッテリーの持ちです。現在のOnePlus Watch 3は、驚異の5日間バッテリーを誇ります。これは650mAhという大容量バッテリーのおかげですが、小型化すれば当然バッテリーのサイズも縮小せざるを得ません。バッテリーの持続時間が短くなれば、せっかくの強みが失われてしまう可能性があります。

ただ、小型化=バッテリー弱体化と決まったわけではありません。例えば、消費電力を抑える新技術の採用や、より効率的なバッテリー管理機能の搭載で、この問題をカバーできるかもしれません。OnePlusがどのような工夫を施すのか、注目したいところです。

次に、画面サイズの変化も気になりますね。小型モデルではディスプレイが小さくなることで、操作性に影響が出るかもしれません。特にスマートウォッチは、タッチ操作や通知の視認性が重要なので、どの程度のサイズ感になるのかがポイントです。

また、過去の軽量モデルでは素材のクオリティが若干下がる傾向があったため、「小さくなったけど安っぽくなった…」という事態にならないことを願いたいですね。現在のOnePlus Watch 3はチタン製のベゼルを採用しており、質感も高いので、ここがどう変化するかもチェックしたいポイントです。

サイズダウンによるメリットとデメリットを考えると、一長一短ではありますが、バッテリー問題がクリアされれば、より多くの人が手に取りやすいモデルになりそうです。OnePlusがどこまで妥協せずに作り込めるのか、期待したいですね。

LTE対応も視野に?OnePlusの次なる挑戦

OnePlus Watch 3の小型モデル開発と並行して、もうひとつ注目したいのが「LTE対応」です。現行のOnePlus Watch 3はWi-FiとBluetooth接続のみですが、これにLTE機能が追加されれば、スマホなしでも通話やメッセージが可能になります。

実際に、OnePlusの開発責任者であるZhang氏も「技術的にはLTEを搭載するのは簡単」と発言しています。では、なぜまだ搭載されていないのでしょうか? その理由は、「通信キャリアとの調整が難航しているから」です。特にヨーロッパでは、OnePlusがキャリアと専用のデータプランを交渉中とのことですが、まだ確定には至っていないようです。

LTE対応のメリットは大きいです。例えば、ランニングやサイクリングなどのアクティビティ中にスマホを持ち歩かなくても、電話や音楽ストリーミングが楽しめます。これは特に、フィットネス志向のユーザーにとって魅力的な機能となるでしょう。

一方で、LTE対応にはデメリットもあります。まず、LTEモジュールを搭載することで消費電力が増え、バッテリーの減りが早くなる可能性があります。また、通信機能が増えることで価格が上がる可能性も否めません。「手軽に使えるコンパクトなOnePlus Watch」としての立ち位置を守るために、どこまでLTE対応が進められるのか気になるところです。

さらに、通信キャリアの対応状況も重要です。Apple WatchやSamsungのGalaxy Watchシリーズでは、すでにLTE対応モデルが普及していますが、それでも一部のキャリアでは対応が限定的です。OnePlus Watch 3の小型モデルがどの国で、どのキャリアと連携できるのかも、今後の発表を待つ必要がありますね。

とはいえ、OnePlusがこの新しい挑戦に意欲的であることは確かです。小型化に加えてLTE対応が実現すれば、より自由度の高いスマートウォッチ体験が可能になります。今後の情報に期待しながら、どんな仕様で登場するのか楽しみに待ちたいですね。

Source:digitaltrends