「小型で高性能なAndroidスマホがほしい!」そんな願いを叶えるはずだったPebble創業者のプロジェクトが、どうやら雲行きが怪しくなってきました。
2022年にスタートしたこの計画ですが、最近の発言によると「進んではいるけど、めちゃくちゃ遅い」とのこと。さらに「今買い替えを考えているなら待たなくていいよ」とまで言われてしまいました。
その裏では、彼の関心が別の方向にシフトしている模様。なんと、Pebbleスマートウォッチをオープンソース化して復活させる計画が進行中なのです!果たして小型スマホの未来はどうなるのでしょうか?
小型Androidスマホプロジェクト、現状どうなってる?

Pebbleの創業者エリック・ミジコフスキー氏が進めていた「小型Androidスマホプロジェクト」。スマホがどんどん巨大化するなか、「iPhone 13 miniのAndroid版がほしい!」という声に応える形で2022年に始まりました。
しかし、最近の発言によると、プロジェクトの進行はかなりスローペース。「まだ続いてはいるけど、正直そんなに急いでないよ」という感じらしく、2024年に予定されていた発売時期もすでに怪しくなっています。
さらに、ミジコフスキー氏は「今スマホを買い替える予定の人は、待たないほうがいいよ」と発言。これはもう「すぐには出せません!」と遠回しに言っているようなものですよね。期待していた人たちは、少しがっかりしたのではないでしょうか?
当初、このスマホは「Beep」というブランド名で販売される予定でした。6インチ未満のコンパクトボディに高性能カメラ、そしてシンプルなAndroid OSを搭載するというコンセプトは、まさに「こんなのが欲しかった!」という仕様。
けれども、開発のペースが遅いことから「本当に発売されるの?」という不安が広がっています。少なくとも今の時点では、発売の具体的なスケジュールは決まっていません。
それでも「小さいスマホがほしい!」という人は少なからず存在します。ミジコフスキー氏自身も、その需要があることを理解しているはず。果たしてこのプロジェクト、無事に日の目を見ることができるのでしょうか?
創業者ミジコフスキー氏の本音「誰か他に作ってくれ…」
驚きなのは、ミジコフスキー氏が「正直、誰か他の会社が作ってくれたら助かる」と本音をポロリとこぼしていることです。えっ、それ言っちゃう!?とツッコミたくなりますよね。
彼が語ったのは、「もし他のメーカーが理想的な小型Androidスマホを作ってくれるなら、自分がやらなくてもいい」とのこと。つまり、「誰かがやってくれるなら、それに乗っかるよ!」というスタンスなのです。
これには、「最初から誰かに頼んでおけばよかったのでは?」という声も出そうですが、実際にスマホを開発・製造するのはかなりハードルが高いんですよね。特に、大企業が大画面スマホに力を入れている今、小型モデルを作るのはリスクが大きい。
そのため、「自分が動くしかない」と考えてスタートしたものの、開発の厳しさに直面してしまったのかもしれません。そもそも、Pebbleの頃から彼は「ガジェット好きが欲しいものを作る!」というタイプだったので、商業的な成功よりも「自分や仲間が使いたいものを作る」ことが優先だったのかも。
ただ、スマホ市場全体を見ると、コンパクトなモデルは年々減っています。iPhoneもminiシリーズをやめてしまい、Androidでは選択肢がほぼゼロに。だからこそ、「誰かが作ってくれるなら…」と願う気持ちもわかる気がします。
とはいえ、これを聞いたファンの中には「諦めるの早すぎない?」と思った人もいるはず。彼が本当に手を引くのか、それとも細々とでも続けていくのか、今後の動きに注目です。
代わりにPebbleスマートウォッチ復活計画が進行中!
ミジコフスキー氏が小型Androidスマホの開発をスローダウンさせる一方で、もう一つのプロジェクトが活発に動いているんです。それが、あのPebbleスマートウォッチの復活計画。
Pebbleは2012年に登場し、「シンプルでバッテリー持ちが良いスマートウォッチ」として一世を風靡しました。しかし、2016年に会社が買収され、ブランドとしてのPebbleは消滅。それでも根強いファンが多く、今でも愛用している人がいるほどです。
そんなPebbleを、オープンソースのプラットフォームを活用して復活させようとしているのが、まさにミジコフスキー氏。彼は「Pebbleの良さを生かしつつ、現代の技術でアップデートしたい」と語っています。
具体的には、シンプルなUI、数日間持つロングバッテリー、そしてオープンソースのカスタマイズ性を強化。スマートウォッチ業界はApple WatchやGalaxy Watchのような「多機能&高性能」路線が主流ですが、Pebbleは「軽くて便利なサブガジェット」としての立ち位置を狙っているようです。
これは、もしかすると小型スマホの開発が進まない理由の一つかもしれません。スマホよりも、今は「Pebble復活プロジェクト」に力を入れたいというのが本音なのでは?
小型スマホを待ち望んでいた人には残念なニュースですが、Pebbleが再び世に出るなら、それはそれで面白い話ですよね。スマホはもう少し時間がかかりそうですが、Pebbleの新展開には要注目です!
Source:androidauthority